「国民栄誉賞を取る少女」、恋と友情の柔道マンガ『YAWARA!』

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YAWARA!

YAWARA!<マンガ> マンガ・アニメどちらの『YAWARA!』も見ましたが、このマンガいいです!
最高です!

『YAWARA!』を読んでいると手に汗握り、時間を忘れてマンガの世界に入り込んでしまいます。マンガを読んでいて鳥肌が立つ数少ない作品です。

簡単な『YAWARA!』のあらすじは、柔道の天才少女・猪熊柔の恋や友情を交えたオリンピック金メダル、国民栄誉賞獲得までの道のりを描いたストーリー。ただ全日本柔道選手権五連覇を達成した祖父・猪熊滋悟郎に子供の頃から英才教育を受け、ずば抜けた柔道の強さを持つ猪熊柔本人は、柔道が嫌いで、普通の女の子になりたいという願いがある。そこがこのマンガの面白さのポイントになっています。

実際読んでいてコミカルな面があり、涙あり・笑いありの内容で、とにかく次から次へと飽きさせないストーリーの豊富さと展開の速さが最高です。キャラクターもそれぞれ面白く、祖父猪熊滋悟郎・宿敵本阿弥さやか・友人伊東富士子・ロックウェル・テレシコワなどなど。強いキャラクターがストーリーを盛り立てます。そして、柔道シーンの臨場感とスピード感は抜群で、読んでいてグイグイ『YAWARA!』の世界に引き込まれていきます。

そして、この『YAWARA!』に欠かす事ができないのは、日刊エブリースポーツの記者・松田耕作と柔ちゃんとの恋。この二人の、届きそうで上手く届かない純粋な想いや気持ちが、ハラハラ・ドキドキさせ、時には涙を誘います。
ずっと柔ちゃんを見守っていた松田耕作。そして最後は…。
涙なくしては読めませんでした。


そんな『YAWARA!』にはいいストーリーがたくさんあります。

三葉女子短大の試験前日にケガをしていまい、当日鉛筆が持てない柔ちゃんに松田耕作が現れ…。
ソウルオリンピックの決勝テレシコワ戦。気を失っている柔ちゃんの耳に届いたのは…。
脇役だと思っていた友人・伊東富士子の才能と活躍…。
ユーゴスラビアの世界選手権で気付く、柔ちゃんにとっての松田耕作の存在…。
柔ちゃんの鶴亀トラベル就職がかかった、フランスセーヌ大学女子柔道部との卒業記念試合。猪熊滋悟郎が発した「勝てィ!!」…。
柔道を取るか仕事を取るか。全日本選手権に間に合うかどうか、その時羽衣係長が…。
柔道をやめることを決めた柔ちゃん。松田耕作が書いた新聞記事のスクラップを読んで、自分の本当の気持ちに気付き…。
バルセロナオリンピック48kg以下級で金メダルを獲った後、松田耕作のホテルを訪れる柔ちゃん。そこには加賀邦子がいて…。
宿命の相手、ロックウェルとの決勝戦。その時、日本中・世界中が…。
そしてクライマックス、柔ちゃんと松田耕作は…。

と、ざっと思い出せる自分の好みを書いてしまいましたが、これ以外にも見所はたくさん。このマンガは本当に面白いです。自分が持っているのは黄色い表紙のコミックですが、文庫本のマンガになって出ているようなので、是非一度読んでみて下さい。
めちゃくちゃオススメです!

【著者】 浦沢 直樹
【出版社】 小学館

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