まず始めにかなり偏った主張の本だと思う。
しかし、ある意味金持ちと貧乏人をわける核心部分を突いているとも思える本です。
高学歴で立派な人物ではあるが、稼いだ給料を生活費で消費し一生涯お金の悩みに追いかけられ、人生の「ラットレース」に飲み込まれている貧乏父さん。
対照に学歴はないが、お金の知識や本質を見極める能力に長け、億万長者となり悠々自適な人生を送る金持ち父さん。
本書は、この二人を対比してお金に対する大切な哲学を教えてくれます。
冒頭でも書いた通り、かなり偏った意見もあるため、中には内容を否定的に受け取る人もいるかと思います。
ただ、自分の中では漠然とは感じていたが体系付けされていなかった、物ごとに対する別の見方が一つ増えたことは大きな収穫だったと思います。
特に、資産に対する投資と負債への支払いという考え方は、確かに一理あり、自分が物事を判断する時の選択肢が一つ増えた気がしました。
もちろん、資産を増やす投資の対象が、不動産や株など『絶対』がないものだけに、危うさはあると思いますが、自分の知識への投資を含め、決して間違ってはいないと思いました。
そして、何よりも色々学んだ知識を活かして、すぐ行動に移せるか移せないか、やるかやらないか、ここが一番大事だと感じています。
【著者】 ロバート・キヨサキ
【著者】 シャロン・レクター
【出版社】 筑摩書房
金持ち父さん 貧乏父さんの商品購入はこちらからどうぞ